こんにちは!賢くキャンプを楽しみたい『ハルさん』です!
キャンプギアを選ぶ際、見た目や機能性はもちろん重要ですが、意外と見落としがちなのが「ランニングコスト」、つまり燃料代です。特に、バーナーやランタンの燃料として主流の「OD缶」と「ホワイトガソリン」は、それぞれ特性が異なり、どちらがお得なのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
今日のブログでは、OD缶とホワイトガソリン、それぞれの特徴を踏まえつつ、コストパフォーマンスに焦点を当てて徹底比較していきたいと思います!
OD缶とホワイトガソリン、それぞれの特徴をおさらい!
まずは、それぞれの燃料の基本的な特徴を確認しておきましょう。
OD缶(アウトドア缶)
JIS規格で共通化されていないので、メーカーが異なると接続部がしっかり合わないことがあります。必ずOD缶と一緒に使うバーナーやランタンと同じメーカーのものを選びましょう。
- 燃料:液化ブタン、イソブタン、プロパンなどを混合した液化石油ガス。
- 特徴:
- 手軽さ:器具にセットするだけですぐに使える手軽さが最大の魅力。ポンピングや予熱といった手間が不要です。
- 携帯性:「105・110サイズ」「230・250サイズ」「500サイズ」の3種類
- 耐寒性:アウトドアでの使用を前提としているため、低温時でも比較的安定した火力を保てる配合になっています(特にハイパワーガス)。
- 入手性:アウトドアショップやホームセンター、最近では一部のコンビニでも取り扱いがありますが、CB缶(カセットボンベ)よりは限られます。
- 捨て方:使用済みガス缶は、ガス抜き作業をしてから自治体のルールに従って捨てる必要があります。
ソロキャンプなど1Lの水を湯沸かしするなら、もっともコンパクトな「105・110サイズ」
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1泊2日のキャンプでも安心な、1Lの水を10回ほど湯沸かしできる「230・250サイズ」重量390gほどとコンパクトな部類なので、持ち運びにも便利です。
ガスバーナーでの燃焼時間は約120分と長く、1Lのお湯を約20回分も沸かせるのが魅力な「500サイズ」重量680gほどと持ち運びは不便ですが、大人数でのバーベキューや、2泊以上のキャンプを楽しむ場合にぴったりです。
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ホワイトガソリン
- 燃料:精製された揮発性の高い石油製品(ナフサ)。レギュラーガソリンとは別物です。
- 特徴:
- 高火力・安定性:気温に左右されにくく、極寒の環境でも安定した高火力を発揮します。風にも比較的強いです。
- 経済性:燃料単価がOD缶より安い傾向にあります。
- 汎用性:同じメーカーのバーナーやランタンであれば、燃料を共用できることが多いです。
- 手間:ポンピングによる加圧や予熱(プレヒート)といった点火前の作業が必要です。使い終わった後の燃料抜き取りなど、メンテナンスも必要になります。
- 入手性:主にアウトドアショップやホームセンターで販売されています。
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コストパフォーマンスを徹底比較!
では本題のコストパフォーマンスです。燃料単価と燃焼時間、そして使用頻度を考慮して比較してみましょう。
- 燃料の価格:地域や購入店舗、時期によって変動します。目安として一般的な価格帯で比較します。
- OD缶(250gクラス): 約500円~800円/缶
- ホワイトガソリン(1L): 約1,000円~1,500円/L
- 燃焼時間:使用するギア(バーナーやランタン)の種類、火力、外気温によって大きく変動します。あくまで一般的な目安として捉えてください。
- OD缶(250g):最大火力で約1時間〜1時間半(ガスバーナーの場合)
- ホワイトガソリン(1L):バーナーで約3〜5時間、ランタンで約7〜14時間(モデルによる)
燃料単価の比較(ざっくり計算)
- OD缶:
- 250g缶が約600円と仮定すると、1gあたり約2.4円。
- 燃焼時間1時間とすると、1時間あたり約600円。
- ホワイトガソリン:
- 1L(約700g)が約1,200円と仮定すると、1gあたり約1.7円。
- バーナーで1時間あたり約200g消費すると仮定すると、1時間あたり約340円。
【結論】燃料単価・1時間あたりのコストは「ホワイトガソリン」の方が安価な傾向!
単純な燃料の単価で見ると、ホワイトガソリンの方が安価な傾向にあります。特に長期的に見ると、ホワイトガソリンの方がランニングコストを抑えられる可能性が高いです。
どんなキャンプスタイルにどちらが合う?
コストパフォーマンスだけでなく、使い勝手も考慮して、それぞれの燃料がどんなキャンパーにおすすめかを見ていきましょう。
OD缶がおすすめのキャンパー
- キャンプ初心者:手間がかからず、直感的に使えるため、最初のギアとしておすすめです。
- ソロキャンプ・ツーリングキャンプ:荷物の軽量化・コンパクトさを重視する場合。
- 手軽さを優先したい:設営・撤収に時間をかけたくない、気軽にサッと使いたい。
- 短時間の使用が多い:ちょっとお湯を沸かす、簡単な調理をする程度なら、OD缶の方が便利。
- 冬場でも使用頻度が高い:ハイパワーガスを選べば、比較的安定した火力を得られます。
ホワイトガソリンがおすすめのキャンパー
- 頻繁にキャンプに行くベテランキャンパー:長期的に見るとコストメリットが大きい。
- 冬キャンプや寒冷地での使用が多い:低温時でも安定した高火力を求める場合。
- 調理器具やランタンを統一したい:同じ燃料で複数ギアを使いたい場合。
- 「道具を扱う楽しさ」を感じたい:ポンピングや予熱といった手間も含めて、キャンプの醍醐味と捉えられる方。
- 災害時にも備えたい:燃料の長期保存が可能で、いざという時にも役立つ。
まとめ:あなたのキャンプスタイルに合った燃料を選ぼう!
OD缶とホワイトガソリン、それぞれに明確なメリット・デメリット、そしてコストパフォーマンスの違いがあります。
- 手軽さや携帯性、そして導入時の費用を抑えたいなら「OD缶」
- 長期的なランニングコスト、そしてオールシーズン安定した火力を求めるなら「ホワイトガソリン」
どちらか一方にこだわる必要はなく、例えば「ソロキャンプではOD缶、ファミリーキャンプではホワイトガソリン」といった使い分けも賢い選択です。
あなたのキャンプスタイルや重視するポイントに合わせて、最適な燃料を選んで、より快適で楽しいアウトドアライフを満喫してくださいね!
それでは、良いキャンプライフを!