キャンプの夜は、便利なLEDよりも「不便を楽しむ」ランタンの光を愉しみたい。「こばたろう」です。
幼少期に地元・北海道の大自然の中で父と楽しんだキャンプ。
その記憶の片隅にはいつも、温かなガソリンランタンの灯りがありました。
時が経ち、関東で妻とキャンプを始める際、真っ先に手に入れたギアが、今回紹介するコールマンの「ワンマントルランタン(286A)」です。
LEDには出せない、ガソリンランタンならではの光の揺らぎと温かさ。
その魅力と「付き合い方」を詳しくお伝えします。
基本スペックと外観レビュー
現行モデルの「286A」は、1901年の創業から125年が経った今でも愛され続けている、コールマンのロゴにもなっている伝統的なデザインです。
| 項目 | スペック |
| 明るさ | 約130W相当(LED換算で約1,800〜2,000lm) |
| 燃料タンク容量 | 約590cc |
| 燃焼時間 | 約7.5~15時間 |
| 本体サイズ | 約φ16 × 31(h) cm |
| 重量 | 約1.4kg |
| 使用燃料 | ホワイトガソリン |
ホワイトガソリンは外気温の影響を受けにくいため、氷点下になる冬キャンプでも安定した光量を保ちます。
まさに「シビアな環境ほど頼りになる」最高の相棒です。
あわせて読みたい:燃料代のコスパ比較
「ガソリンって高いんじゃ……?」と気になる方は、こちらの記事でCB缶やOD缶とのランニングコストを徹底比較しています。
【実機レビュー】実際に使って感じた3つの魅力
① 圧倒的な明るさと、闇を照らす安心感
LEDランタンの「刺さるような白さ」とは違い、マントルの燃焼による自然な暖色系の明かりは、焚き火の炎とも見事に調和します。
真っ暗なサイトの中で、自分のテント(住処)を優しく照らしてくれる光には、言葉にできない安心感があります。
② 「ポンピング」という儀式の楽しさ
タンクに燃料を入れ、空気を送り込む「ポンピング」を。
マッチで火をつけ、ゆっくりとマントルが輝き出す……。
最近のライトなキャンプスタイルから見れば「手間」でしかありませんが、この工程があるからこそ、道具への愛着が無性に湧いてくるのです。
③ 実は高いコストパフォーマンス
燃料を満タン(約590cc)にすれば、夕暮れから就寝まで余裕で灯り続けてくれます。
本体価格は2万円ほどですが、燃料代という「固定費」で考えると、実は非常に優秀なギアなんです。
剛性が重要!一本足スタンドとの組み合わせ
ワンマントルランタンは本体だけで1.4kg、燃料を入れると約2.0kgという重量級のギアです。
この「重さ」があるからこそ、ランタンスタンド選びは非常に重要。
風で倒れたり、足を引っ掛けて高価なランタンを破損させてしまっては目も当てられません。
こだわりのスタンド選びはこちら
私が「三脚式」ではなく、あえて「一本足スタンド」を選んだ理由と、2kgのランタンを支えるための剛性については、こちらの記事で詳しく解説しています。
なぜ「ワンマントル(286A)」は世代を超えて愛されるのか
コールマンの公式サイトには「世代を超えて灯し続けるワンマントルランタン」という言葉があります。
私もかつて父の使う姿に憧れたように、このランタンには「受け継がれる価値」があると感じています。
ボタン一つで点かないもどかしさも含めて、このランタンの魅力。
点火だけは妻に譲らず、いつも自分で担当するのが、私の密かなこだわりです(笑)
カラヤキが必要だったり、ホワイトガソリンの扱いに注意が必要だったりと、初心者の方には少しハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、その手間を乗り越えた先にある「極上の夜」を、ぜひ一度味わってみてください。




